パーソナルツール
現在の場所: ホーム 網膜変性疾患とは?

網膜変性疾患とは?

■ 網膜変性疾患の近況

わが国において、眼病罹患による中途失明、中途視覚障害の原因は、糖尿病網膜症、緑内障、網膜色素変性症(RP)などといった網膜変性疾患によるものがそのほとんどを占めています。
また欧米型のライフスタイルの浸透や高齢化社会を背景に、既に欧米では中途失明原因のトップとなっている加齢黄斑変性症(AMD)が、わが国でも激増していると言われています。
ただ、糖尿病網膜症、緑内障は、ここ最近の医学の進歩により、早期に発見できれば、完治には至らないまでも、悪化を留めたり抑制することができるようになってきており、加齢黄斑変性症の治療法も、ここ最近目覚しい進展を遂げているようです。

■ 未だ”不治の眼病”である網膜色素変性症

一方で網膜色素変性症は、神経細胞死を本態とする様々な神経変性疾患の一つとされ、その研究には長い歴史がありますが、現時点(2008年9月末)、まだ科学的に立証された有効な治療法はなく、日本国内に約5万人、世界で約300万人と推定されている患者は、一日も早い治療法の確立を切望しています。
網膜色素変性症は、眼の中にある網膜という薄い多層構造の膜が侵される進行性の疾患で、まず夜盲の症状が現れ、進行とともに徐々に視野が狭くなっていき、更に進行すると視力の低下や、色覚の異常が起こり失明状態に陥ってしまうケースもある眼病です。
前記のとおり、現時点では悪化を抑制する有効な治療法がないため、患者やその家族の中には、医療への失望から定期的な眼科受診もしなくなり、人生に失望し、失職・精神疾患罹患・家庭崩壊・離婚・一家離散・自殺といった悲惨な状態に至ってしまうケースも少なくありません。

■ ”治せる眼病”とするための取り組み状況

網膜色素変性症は、平成8年(1996年)より、国の特定疾患治療研究事業の対象疾患に指定されており国内の著名な眼科医、研究者によって構成される、網脈絡膜・視神経萎縮症に関する調査研究班や、大学、研究所に在籍する眼科医や研究者が、日夜治療法の確立に向けて、精力的に原因の解析、治療法の発見に注力されています。
しかし、それら治療法研究を取り巻く情勢は、決して恵まれているとは言えず、質量共に不足した過酷な条件下で行われていることも少なく有りません。
そのような中でも、ゲノム解析など高度な科学技術の進展などとともに、ここ10年ほどの研究の進展には目を見張るものがあり、今後数年のうちには、神経保護療法などによる悪化の抑制(進行の停滞化)の実現が強く期待されています。

■ ”不治の眼病”網膜色素変性症を”治せる眼病”とするために…

私たち患者は、自ら治療法の研究を行うことは困難ですが、研究者を物心両面で精一杯支援し、広く社会、市民の皆様に治療法研究の必要性を訴え、賛助をお願いすることは誰よりもできるはず、いや、しなければならないと決意しました。
そして、治療法研究に携わる研究者を支援、研究環境の整備などにも協力していくことで、近未来には、iPS細胞やES細胞といった再生医療技術などによって、網膜色素変性症をはじめとする”不治の網膜変性疾患”を、必ず完治する、”治せる眼病”としなければならないと、もうまく基金は、患者自らが中心となって始動しはじめたのです。

お問い合わせ
もうまく基金のトップに戻る